NEW(2021.09掲載, 2022.08改定)

高性能 表面プラズモン共鳴(SPR)装置

業界トップクラスの感度とスループット性を有するSierra SPR-24 Pro(Bruker)を導入。

【1】高性能 表面プラズモン共鳴(SPR)装置

表面プラズモン共鳴(SPR)装置は、分子間の相互作用をラベルフリーでリアルタイムに検出することで、結合親和性や、結合の速さ・解離の速さといったカイネティックス情報を得ることができます。低分子、ぺプチド、核酸、タンパク質など幅広い分子間の相互作用について分析が可能です。


【2】高性能 表面プラズモン共鳴(SPR)装置の特長

特長1:ハイスループット


  • 3つのセンサースポットを備えたチャネルが 8 チャネルあり、1枚のセンサーチップで 24 個のセンサースポットを使用できます。スポットごとにリガンドを固定化、アナライトのインジェクションが可能です。
  • 一度に最大 24種類のリガンドのスクリーニングが可能です。また、24 のセンサースポットは完全に独立して扱うことができますので、分析条件の比較が容易です。

特長2:高感度


  • フラグメントや化合物などの低分子相互作用の堅牢な測定が可能です。
  • ベースラインノイズ<0.02 RU(RMS)

【3】多数のセンサースポットを活かした分析事例

SICK(Single Injection Cycle Kinetics)法


同じリガンドを固定化した一連のセンサースポットに対して、スポットごとに濃度の異なるアナライト溶液をアプライし、迅速なカイネティクス解析が行える手法


【4】アプリケーション

  • 標的タンパク質に対する低分子化合物のスクリーニング&カイネティクス解析
  • バイオ医薬品のスクリーニングと特性評価
  • 幅広い分子間の相互作用解析
    抗原/抗体、タンパク質/タンパク質、ペプチド/タンパク質、低分子化合物/タンパク質、核酸/タンパク質 など
  • ITC、NMR、CD、MS、高速AFMなど、複数手法による多角的な分子間相互作用解析