当社主催イベント

先端分析技術シンポジウム 2020

先端分析技術シンポジウム2020

 来る11月19日(木)に株式会社東レリサーチセンターは「先端分析技術シンポジウム 2020」を開催します。
 当社は1978年の発足以来、常に新しい分析技術を導入・開発し、“分析の極限追求” をキーワードとして分析の高度化に取り組んで参りました。本シンポジウムでは、 “先端分析が切り拓く新たな科学” をテーマに、注目される学術・技術分野の第一線でご活躍の先生にご講演をいただいています。本年は、従来にない優れた強度と耐熱性を持つ革新的な「KUMADAIマグネシウム合金」を開発された熊本大学先進マグネシウム国際研究センターの河村能人センター長・教授を特別講師としてお招きし、合金の特徴ならびに特性の改善と発現メカニズムに関してご講演いただきます。また、当社の技術開発において、この一年で目覚ましい成果をあげた4件の最新 “先端分析技術” について、ご紹介させていただきます。是非、多くの皆様にご参加いただきますようお願いいたします。

開催日 2020年11月19日(木)
時 間 13:00 - 15:30   オンライン開催
参加費 無料 (事前申込制)
参加申込み 下記申し込みフォームよりお申込みください   
 講演概要

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13:00 - 13:05

開会のご挨拶

基調講演

13:05 - 13:15

東レリサーチセンターの先端分析への挑戦

当社は、会社の設立当時から“分析の極限追及”を目指し、常に最新の分析技術の導入と、各種先端材料への適用に取り組んでいる。本講演では当社の技術開発の強みを中心に、今後の展開に関して紹介する。

専務取締役  研究部門長
吉川 正信

招待講演

13:15 - 13:55

KUMADAIマグネシウム合金の特徴と特性発現メカニズム

熊本大学は、(1)「キンク強化」という新しい材料強化法の発見をもたらした、高強度と高耐熱性と難燃性を併せ持つKUMADAI 耐熱マグネシウム合金(LPSO型Mg-M-RE系合金)と、(2)世界で初めて不燃性を実現した、高強度と不燃性と高耐食性を併せ持つKUMADAI不燃マグネシウム合金(C36型Mg-Al-Ca系合金)を開発し、基礎と応用の両面で研究を進めている。本講演では、これら合金の特徴ならびに特性の改善と発現メカニズム等について紹介する。

熊本大学 先進マグネシウム国際研究センター センター長 教授
河村 能人 先生

講演1

13:55 - 14:15

in-situ STEMを用いた原子レベル昇温挙動観察

東レリサーチセンターでは1300℃まで昇温可能なTEM観察用加熱ホルダーを導入し、従来よりも高温環境で、各種材料における原子レベルのSTEM観察が可能になった。本講演では、LIBの正極活物質であるLiCoO2の加熱に伴う熱分解挙動や原子レベルの観察による局所的な構造変化の観察例を紹介し、ガス発生との相関について考察する。また、CNT内に封入した有機単分子の加熱時のSTEM観察事例についても紹介する予定である。

技術開発企画部
久留島 康輔

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14:15 - 14:25

 休憩

講演2

14:25 - 14:45

近接場ラマン分光法によるナノメートルオーダーの構造解析の進展

近接場ラマン分光法はナノメートルオーダーの空間分解能で材料の結晶構造や配向、応力などの解析を可能にする強力な分析手法である。東レリサーチセンターでは、これまでに、シリコンやシリコンカーバイドの100nm領域の応力分布や1本のカーボンナノチューブ中の結晶性分布などの評価を実現してきたが、最先端の材料開発に対して適用可能な、より実用的な分析手法とするべく研究を続けている。本講演では、グラフェン膜内の欠陥分布などの最新の研究成果を報告する。

技術開発企画部
村上 昌孝

講演3

14:45 - 15:05

最新LA-ICP-MSを用いた微量元素定量分析と定量イメージング

レーザーアブレーション装置を接続したICP質量分析計(LA-ICP-MS)は、固体試料の直接分析が可能であり、高感度で元素定量、元素分布評価を行うことができる。また、最新のLA装置はガルバノ光学系フェムト秒レーザーを搭載し、同じ媒体の標準品が入手できなくても正確な定量が可能である。本講演では、難溶性で分析困難な工業材料・半導体材料中の微量元素定量分析への適用例、生体試料の微量元素定量イメージングについて紹介する。

無機分析化学研究部
坂口 晃一

講演4

15:05 - 15:25

生体適合性ポリマー内における中間水のキャラクタリゼーション

医療デバイスや医薬品に用いられるポリマーにはタンパク質などの生体分子と接触したときに異物反応を起こさない生体適合性が求められる。これらのポリマーが生体適合性を発現するためには、ポリマーの水和水のうち中間水が重要な役割を果たしていると考えられている。本講演では生体適合性ポリマーとしてポリビニルピロリドンを対象に、熱分析や分光・散乱法による中間水のキャラクタリゼーション事例(静的・動的構造解析、ポリマーとの相互作用解析など)について報告する。

構造化学研究部
中田 克

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15:25 - 15:30

閉会のご挨拶